
【フィールドワーク体験記】TOUCAを選んだ理由と今後の挑戦
皆さん初めまして!TOUCAフィールドワーク第3期生として、島根県隠岐郡海士町(あまちょう)に行くこととなりました、前木場一輝(まえこばかずき)です!
私は高校卒業後に航空自衛隊に入隊し6年間勤めた後、観光について学びたいと思い、思い切って自衛隊を退職、2023年3月に立命館アジア太平洋大学サステイナビリティ観光学部に入学しました。現在は、2回生で興味のある「自然×観光」について学んでいます。趣味はアニメ鑑賞・音楽鑑賞・バスケ・料理です!
大学では、国際寮でResident Assistant(通称RA)という、国際生・国内生を問わず入学生が寮や別府での暮らしを始めるにあたって必要な支援をする学生団体に所属していたり、Self Access Learning Center(通称SALC)という場所でPeer Advisorとして国際生の日本語学習のお手伝いをしていたり、和太鼓部でほぼ毎日に仲間と練習をしたりと、様々な活動をしていてすべて話していると卒論をかけてしまうレベルの文量になってしまいそうなので、今回は「なぜTOUCAに参加するに至ったか」をメインにお話できればと思います。

SALCでPeer Advisorとして国際生の日本語学習のお手伝いする様子(本人:左)<目次>
1. (一社)Intellectual Innovations池尾さん・肥留川さんとの出会い
私は1年生の時、観光心理学を中心として学ぶヨン・スンホ准教授のゼミナールに所属していたことがきっかけで、春休み期間中に開講されるセッションに参加しました。その際、ゲストスピーカーとしてこられていたのがTOUCAを企画・運営している一般社団法人Intellectual Innovations(以下II社)の代表理事 池尾さんです。
セッションの中で「ジオツーリズム」の話を聞いた時、私は「これだ!これについて学びたい!」とビビッときたのを覚えています。セッションが終わると、「隠岐とジオツーリズムに興味があるなら、今度私が隠岐の島に行く時に一緒に行ってみませんか?」声をかけていただきました。それが私の池尾さんとジオツーリズム、隠岐の島との出会いです。そのあと実際に海士に移住し活躍されているII社の肥留川さんとオンラインでお話を伺いました(*肥留川さんのご紹介記事はこちら(https://touca.jp/info/interview1)。肥留川さんのこれまでのキャリアや海士町での挑戦などのお話を伺う中で、話されている時の熱量と、想いに伴った行動力など、「この人のもとで働けば何か私もワクワクするような仕事に関われるのではないか」、「今の私では見ることのできない景色を見られるのではないか」と感じました。また、海士町では大人の島留学をはじめ、同世代の若者がそれぞれの思いで渡島し働いていることも知りました。そして4月中頃には来島し、ジオサイトや若者で活気づく港を見たり、実際に肥留川さんと会食をし、さらにお話を聞いたことで、ここ海士町で肥留川さんのもとで働くことを決意しました。

日々お世話になっている肥留川さんとパシャリ2. TOUCAについて
ここで、私が今参加している「TOUCAとはどのようなプログラムなのか」、「なぜ私がTOUCAを選んだのか」について話したいと思います。TOUCAの特徴は様々ありますが、どれもが私の学びを深めてくれると感じています。TOUCAは有給インターンシップのようでありながらそれだけではないものだからです。私が思うTOUCAを選ぶ利点は、
地域で長期間生活することで土地の風土や文化を肌で知ることができる。
定期的なメンターとの面談により自分の「問い」「違和感」を捉えなおすことができる。
期間や場所など自分の希望をもとにII社がコーディネートしてくれる。
経営者との対話を通じて、オペレーションの業務だけではなく経営者の「思い」を知ることができる。
有給であるため、責任をもって働くことができ、金銭面の負担がなく、仕事と学びに集中することができる。
地域コミュニティに入ることで自分のネットワークが格段に広がる。
など語りだせばたくさんありますが、私はその中でも特に①②③に強く惹かれ、TOUCAへの参加を決めました。
一般的な宿泊施設などのインターンシップでは、オペレーションに入ることがメインであり、受け入れ先もオペレーションをまわす頭数としてカウントすることもあるため、その土地特有の生活や風土にどっぷり浸る時間はなかなかとれないことも多いでしょう。また、短期的な目線から、就活という目先のキャリアを考えてインターンシップを選ぶことを「一般的」とするなら、TOUCAは「自分がどう生きていくか」「何をして働きたいか」という中長期的で、深い気づきを得ることができる「特別」なインターンシップになると思います。
また、TOUCAの一番の特徴は実際にその土地に暮らし、地域特有の文化に浸りながら実務経験を積むことができるところや、II社の方々との定期的な面談により、自分自身が感じている「違和感」をメタ的に捉えなおし「問い」に繋げてくれるお手伝いをしてくれる点にあると思っています。 私はTOUCAを通して大きく成長ができるのと同時に、今後の人生に大きな影響を与える5カ月になると確信しています。
3. なぜ隠岐の島?
私が最初に隠岐の島に惹かれたのは、池尾さんのセッションの中で紹介された「Oki Island, Japan in 8K」(https://www.youtube.com/watch?v=pMTFyNo3GfQ)という動画を見たときです。その時「あの映像の絶景を自分の目で見てみたい」と感じました。そして4月に来島した際、実際にジオサイトに訪れ、目の前に広がる言葉に表せない絶景に心震える体験をしました。私が隠岐の島を選んだ理由は、その時の絶景が忘れられず「ジオツーリズムを学びたい!」と強く思ったからです。
ジオツーリズムの勉強を進めていくと、ジオツーリズムとは到底一言では言い表せないたくさんの要素によって構成されていることがわかりました。「ジオパーク」「ジオツーリズム」は様々な概念を包括した広義の言葉であるのと同時に様々な角度からの切り口があります。ジオパークは地域主体で運営され、経済的にも持続可能でなければならず、加えて環境やジオサイトの保護をしつつそれらを教育に有効活用しなければなりません。また地域の「文化」もジオパークであるためには重要な条件になっています。
「どのように地域主体でジオツーリズムを行っていくべきか」「どのようにすれば自然や地球遺産を保護できるか」「どのようにすれば様々な世代の人に教育として伝えられるか」「どのようにすれば文化を保護できるか」「どうすればこれらを魅力的に観光に転用できるか」など、一つ一つを切り取っても難題であるのに、これらを集約し、ジオツーリズムという形で作り上げ運営していくことは、とても困難であると思います。
しかしこれを反対に考えるとジオツーリズムの可能性は無限大であるともいえます。「環境」×「教育」や「観光」×「文化」×「環境」など、同一の地域多様性の基に様々なアプローチをとることができるからです。私はこの無限の可能性にとてもワクワクしています。
私は今回のTOUCAを通して現地でただ働くだけではなく、隠岐という島の歴史や土地、文化、営み、人、思い、どのような人たちがどのような考えでどのようなことを行っているのかなどを実際に見聞きしたいと思っています。

Photo by Kentauros Yasunaga
4.今後の目標
私は2024年8月末から2025年1月末まで海士町に滞在する予定です。この5か月間で、できるだけアクティブに島民の方々と関わっていろいろなことを経験したいです。漁港に行って釣りなどの体験や、稲刈りシーズンなのでお手伝いもしたいと思っています。またバスケットボールのコミュニティもあるそうなので、それにも参加して、とにかく人脈を増やして多くの機会を得られるように行動する予定です。
また、仕事面では、ホテルの仕事をしたことがないので、仕事に早く慣れて、仕事から仕事以上のことを学びたいと思っています。そして、ジオツーリズムについて学ぶために、ジオパーク関係の名所を巡ることはもちろん隠岐ジオパークの拠点でもあるEntôにあるジオラウンジや、西郷港にある隠岐自然館に行ったり、ガイドさんの話を聞き様々なことを吸収したいです。
時間と体力が許す限りこの5カ月駆け抜けて、またこの記事を読んでくださっている皆さんに面白い報告ができるようにしたいと思います!また次の記事でお会いしましょう!
前木場一輝
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