
「やってみたい」想いをカタチにできた、2回目のTOUCA【フィールドワーク体験記】
学生生活の残された時間で、
やったことないことに挑戦したい、沢山の経験をしてみたい!
そんな思いで、TOUCAのフィールドワークプログラム(以下FW)に参加していただいた近江陽夏(ひな)さんにお話を伺いました。
ひなさんは、京都の国際観光系の大学に通う4年生。ホスピタリティコースを専攻し、普段は日本の伝統文化や観光によるまちづくりなどを学んでいます。授業で学んだ茶道にハマり、友人ともお茶巡りをしているそうです。
今回は、大学の長期休暇期間を利用し、
・島根県隠岐諸島海士町 Entô
・福岡県柳川市 御花
の2つの施設へ、昨年の夏・今年の春に各1か月間、TOUCA FWプログラムに参加していただきました。
本記事では、ひなさんがFWで得た学びや成長、2つの地域で経験したからこその気づきなどを参加者視点でお話を伺っていきます!
◆TOUCAへの参加理由
―昨年の夏、初めてのTOUCAを経験していただきましたが、今回2回目の参加を決めた理由について教えてください。
⼤学の春休みで2ヶ⽉間もの⻑い休みがくるということで、せっかくなら今回もTOUCAを使って、もっと⾃分の知らない地域や施設に⾏って、いろんな取り組みを体験してみたいと思いました。前回の海士町での滞在で、1ヶ⽉間という限られた期間ではありましたが、まちに暮らしながら、⾃分のやりたいことにちゃんと向き合える環境の素晴らしさを実感しました。
―前回の海士町での生活はいかがでしたか?
普段の京都での生活は大学やアルバイトなど何かと追われた日々を送っているのですが、海士町は壮大な自然に囲まれ、ゆっくりと時間が進んでいる感覚がありました。そのおかげもあり、海士町での1か月間は自分の気持ちや価値観にじっくりと向き合う時間が多かったです。
自分との対話を通して、「海士町だけでなく、他の地域にも足を運んでみたい」「今大学で学ぶ日本の伝統文化について、もっと理解を深めていきたい」など、自分のこれからの生き方ややりたいことが少しずつ⾒えてきました。
でもその時は、まだ“考える”だけで終わっていた部分も多かったんです。そこで、「やってみたい」と思っていたことを、2回目のTOUCAで挑戦しようと思い、参加を決めた理由でもあります。

ー TOUCAでは7つの施設から選択することができますが、その中でも御花を選んだのはなぜでしょうか?
ちょうど1⽉にリニューアルオープンしたばかりだったというタイミングが⼤きかったです。新しく⽣まれ変わったばかりの施設が、どのようにお客様を迎え、地域と関わりながら運営されていくのかを、間近でみてみたいと思いました。また、リニューアルという⼤きな節⽬を迎えた場所では、⽇々の業務に加えて、新しいことに挑戦していく空気感や⼯夫がたくさんあるのではないかと感じ、そこに⾃分も関わることで、学べることが多いと思ったことも理由の1つです。
◆福岡県柳川市 御花での時間
ー今回2回目となるTOUCAでしたが、御花での基本的な業務について教えてください。
色んなことに挑戦してみたいという希望もあり、日々異なる部署を巡らせていただきました。具体的には、フロント業務や朝食スタッフ、客室の清掃だけでなく、広報チームのサポート業務もしました。御花には結婚式場もあるので、ブライダルのヘルプに入ることもありました。
―本当に多岐にわたりますね(笑)宿泊施設に関わるさまざまな経験をされたのかなと思いますが、ひなさんにとってどんな学びがありましたか?
御花での1か月間は「やってみたい」に挑戦できた1か月だったなと振り返って感じます。海⼠での経験を通して⾃分と向き合い、やりたいことを語源化できていたからこそ、御花では迷わず⾏動できたのかなと思います。
御花のスタッフの方々が「次これやってみない?」と声をかけてくださったり、私が急にお願いしてもすぐに受け⼊れてくれる環境があったからこそ、多くの挑戦ができました。ブライダルの業務はそのうちの1つでした。また、私が参加した時には期間限定の喫茶イベントも実施されており、私自身が普段の授業でお茶を学んでいたことから、何度かサポートに入らせていただくこともありました。

また、新しいことを実践しながら、考える力も深めることができました。アンケートの集計や喫茶去イベント・庭園でのお抹茶セットの提供などに関わる中で、お客様の想いや御花のイメージ、コストを踏まえ、スタッフの⽅々と⼀緒に「どうしたらもっと良くなるか」を考える経験をできたのは、貴重な体験だったと思います。
それぞれの業務を少しずつではあるものの、未経験だったブライダル業務をはじめ、朝⾷提供・清掃・フロント対応など幅広く関わらせてもらい、裏側まで知ることで宿泊施設の全体像を理解することにも繋がったと感じました。
◆2つの施設でのFWを体験を通した気づき
―昨年度は島根県隠岐郡海士町にあるEntôでもフィールドワークに参加していただきましたが、二つの経験を比較して感じることなどありますか?
海士町のEntôと柳川の御花。2つの地域でフィールドワークをしてみて強く感じたのは、やっぱり「場所が変われば、やることも考え⽅も全然違う」ということです。 地域や宿によって現場のスタイルや役割が本当に違うので、1つのやり⽅にとらわれず、色々な⽅法や関わり⽅を実際に体験できました。
冒頭でも少しお話しましたが、海士町での生活では、とことん自分と向き合い、「私のやりたい」が芽生えた期間でした。それが、御花という新しい場所に⾏ったことで、「やってみたい」と思っていたことを、実際に⾏動に移すことができました。
考えていたことを別の場所で試してみることで、⾃分の気持ちをより深く理解できたり、「こういうやり⽅もあるんだ」と気づけたりして、⾃然と⾃信にもつながっていったように思います。
そして、いろんなやり⽅を知ったことで、「これが正解」というものはなくて、その場所ごとに合うやり⽅があるんだと気づくようになりました。 その地域や宿の特徴を⼤事にしながら、何をしたらより良くなるのか、どうすればその場に合った形になるかを考える視点が増えた気がします。固定された型にはめるのではなく、地域の特⾊や宿の特⾊、 働く⼈のスタイルに合わせて考えていくことの⼤切さを、複数の地域を経験したからこそ実感できました。
―地域だけでなく、それぞれ施設の特色や来るお客さんも異なるからこその学びがあったんですね。
はい。あと今回実際に暮らしてみて、御花のスタッフの方や地域の方と、週に1〜2回の頻度で食事に行く機会がありました。業務中だけでは⾒えない想いや考えに触れることができたり、御花の⽅だけでない地域の⼈との対話も大きな刺激となりました。
ーTOUCAプログラムへの参加を検討している方に一言お願いします!
私は田舎育ちで、子どもの頃から地域の人と自然に関わることが多かったのですが、京都での暮らしでは、そういった時間がぐっと減り、“お金を使う生活”が中心になっていました。TOUCAのフィールドワークでは、お金では得られない地域の人とのつながりや、自分の知らない土地に飛び込む経験ができます。
そして何より、普通のインターンでは絶対に経験できないようなことにも挑戦させてもらえるので、自分自身の成長を実感できると同時に、本当に貴重な体験になりました。
そうした地域の人との関わりに触れたことがない人や、新しい場所に飛び込むきっかけを探している人、自分自身をもっと知りたい人や、将来に少しでも不安がある人も、とりあえず一度参加してみてほしいです。色々な人と関わり、さまざまな体験をする中で、自分なりのヒントや道が見えてくると思います!
◆編集後記
今回、受け入れ先である御花のスタッフの方からも後日談を伺いました。
「短い期間で、しかもリニューアル直後のバタバタした時期ではありましたが、私の目が届かないような細かいところまで気を配ってサポートしてくれて、もはやTOUCAのフィールドワーク生ということを忘れるくらい心強かったです。正直、“御花で働いてほしいな”と思ってしまうほどでした!また、御花の業務で学んだことを早速活かしてくれていると聞き、とても嬉しく思います。これからの将来が楽しみです。」
フィールドワーク期間中のメンタリングの時間や、参加後のお声を伺う中で感じるのは、未知なる環境に身を置き、目の前のことに夢中になって取り組む時間、そして地域の方々との対話や交流の中にこそ、自分なりの考えや価値観が少しずつ紡がれていくということです。
思いがけない出会いや新たな発見は、自分自身、そして地域と向き合い、対話を重ねる中で生まれていく。それこそが、TOUCAが大切にしている価値なのだと私は考えています。
「自分も何かに挑戦してみたい」
「観光や地域について、もっと知ってみたい」
「今の自分から一歩踏み出してみたい」
そんな気持ちを抱えている方にこそ、
このTOUCAが届くことを、心から願っています。
そしてひなさん、お疲れ様でした!これからの活動も応援しています。
【執筆:事務局 赤松】
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